Task Force-特別任務部隊-
基地の外周に沿って、身を低くしながら移動。

基地内のあちこちに監視塔のサーチライトが目を光らせている。

警備の軍用ジープも行き交う。

流石に正規軍の基地は警備が厳重だ。

焦らず、慎重に潜入を進める。

ジープをやり過ごしたら、道路を横切って基地の深部へ。

多くのテントが集中している区画へと足を踏み入れていく。

有刺鉄線の張られた柵を乗り越え、奥へ。

テントの死角に隠れながら進んでいく。

物陰に隠れて様子を見る。

警備の兵士が二人。

雨に濡れて寒いのか、クシャミをしている。

近づいてきた仲間と一言二言、会話を交わす。

警備のシフトがきついだの、部隊長が機嫌が悪いだの、文句をつらつら並べた後、持ち場へと戻っていく。

兵士が一人になった所で。

「!?」

物陰越しに兵士の首に腕を回し、CQCで後方に引き倒す!

後頭部を叩き付けられ、兵士は失神した。

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