Task Force-特別任務部隊-
一方、CQCを駆使してレンジャー隊員達数人を次々と制圧していたゴーストの前にも、一人の男が現れていた。

デルタフォース隊員、マクナイト分隊のジェフ・サンダース一等軍曹。

「現役に復帰したのか?ゴースト」

ジェフはゆっくりと歩を進める。

「お前ほどの傭兵が、暗殺されたという噂が流れた時は半信半疑だったが…やっぱり死んではいなかったんだな」

「……」

無言のまま、CQCナイフを抜くゴースト。

「何が目的だ?潜入工作員のお前が、正面突破を図るんだ。何か裏がある…そうだろう?」

「……」

「何も話さないのなら…」

ジェフはM4カービンを投げ捨て、ナイフを抜いて仕掛けてきた!

「捕縛して尋問するしかないか!」

ジェフの刺突を、CQCナイフで捌くゴースト。

素早くジェフの手首を摑み、腰の入った投げを打つも、ジェフは身軽に宙返りして着地。

逆にゴーストを大外刈りで投げようとする!

ゴーストほどではないにせよ、ジェフもCQCは習得していた。

踏ん張って投げに耐えるゴースト。

その脇腹に。

「ぐはっ!」

膝蹴りを叩き込んでダメージを与え、ジェフは強引に投げた!

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