Task Force-特別任務部隊-
無言のまま聞いているゴースト達に、ドーベルは言った。

「私が許せないというのなら、いいだろう、私は貴様らの敵で在り続けてやろう。世界中に戦火を拡大させ、進軍し、侵攻しよう。貴様らは私の軍を食い止める為、何度でも立ちはだかるがいい。しかし、私の命は奪うな」

どこまでもムシのいい事を、この男は言い続ける。

「わかるか?私を殺せば戦争は終わってしまうのだ。私がいるから、ANは存続しているのだ。兵士として生の充足を得たいなら、私は生かし続けろ。そうすれば、私は永遠に貴様らに戦争(いきがい)を与え続けてやる。私が貴様らを『兵士』でいさせて…」

その言葉の途中で。

「分かっていないな、ドーベル」

そう言って。

ゴーストはハッシュパピーのトリガーを引いた。

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