Task Force-特別任務部隊-
少年兵
「…街の方が騒がしくなってきたな」

収容施設前で身を潜めていたガイストが呟く。

『タスクフォースも、TSDF(戦術自衛隊)の救出任務に就いているの…多分タスクフォースと、テロ組織が戦闘してるんだと思うの…』

無線でコートニーが言う。

彼女は二週間前にアラスカで負傷し、現在肩を痛めている。

その為、今回は狙撃手としてのサポートはせず、無線でのオペレーター要員としてガイストのバックアップに回っていた。

「おいおい、じゃあタスクフォースとダブルブッキングという事か」

同じ目的とはいえ、正規軍であるタスクフォースは、デュラハンであるガイストを味方とは見ないだろう。

『ならやめとく…?』

コートニーの言葉に。

「…タスクフォースよりも早く救出すれば問題ないだろう」

ガイストはニヤリと笑った。

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