Task Force-特別任務部隊-
一方、単独行動中だった工作員1名が、民家を訪れたところを駆けつけた同じ巡査部長と巡査に逮捕された。

逮捕された工作員は当初、逃亡中の工作員を援護する為に国内に潜入した工作員の総数を20名とする虚偽の証言をしていたが、数日後に当局の取調官が焼酎やタバコ等の嗜好品を与えながら潜水艦内部の遺留品の数量について質問すると、26名という事実を自供した。

彼が当初20名と供述したのは、20名程度が逮捕または死亡した時点で捜索を打ち切りに追い込み、これによって残りの工作員が逃げ帰るように考えた為との事である。

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