Task Force-特別任務部隊-
「覚えていないか?俺達と一緒に任務に就いていた時の事を」

「……」

虚ろとも言える表情で、谷口は小川を見た。

「貴様は俺の事を知っているのか」

「そ、そうだよ、谷口君!」

豊田が前のめりになって言った。

「私達は戦術自衛隊の仲間!小川小隊がまだ分隊時代の頃から、私達は一緒に苦楽を共にしてきたの!私達は掛け替えのない仲間なんだよっ?」

「…仲間…?」

「ああ、そうだ」

小川は強く頷く。

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