Task Force-特別任務部隊-
建物の屋根を移動するガイスト。

下に巡回する兵士が一人。

足音を立てては気付かれるかもしれない。

様子を窺いながら、無音歩行で慎重に進み、兵士の視線が離れた隙に、隣の建物の屋根へと飛び移る!

発見はされなかったようだ。

匍匐前進で屋根を這いずり、再び状況確認。

この先には警備兵が二人。

しかし休憩中なのだろうか。

集まって煙草を吸いながら談笑している。

ガイストは物音を立てないように屋根から地面に下り、姿勢を低くして進んだ。

壁沿いに進み、談笑している兵士達の横を、見つからないように匍匐前進。

兵士達から遠ざかった事を確認して、再び立ち上がって進む。

と。

「!」

前方の曲がり角から、突然巡回の兵士。

こちらに気付く前に、ガイストは横っ飛びに通路に飛び込んで身を隠す!

…何とかやり過ごせたようだ。

危ない所だった。

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