Task Force-特別任務部隊-
軍需産業連盟と一部のPMSCsのテロによって、無関係のPMSCsまでもが一般市民からの迫害を受けるようになった。

PMSCsは、何も戦争をするばかりではない。

国家を顧客とし、人員を派遣、正規軍の業務を代行したり、支援したり、警備を行う企業も存在する。

しかし一般市民にとって馴染みの薄いPMSCsは全て『戦争屋』と受け取られてしまうのだ。

そんな中、軍需産業連盟と一部のPMSCsをテロリストと位置付ける決定的な事件が発生する。

とある戦災国で復興支援を行っていた、日本の戦術自衛隊。

その隊員の一人である谷口 誠(たにぐち まこと)一等陸士が、瓦礫に挟まれた人を救出する途中、二次災害に巻き込まれて死亡した。

当初は救出作業中の殉職とされていたが、調査の結果その二次災害は、戦災復興を妨害するテロリストの仕掛けた爆薬によって発生したものと判明したのだ。

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