Task Force-特別任務部隊-
弾丸は貫通していた。

傷の治療を終え、豊田は再び迷彩服3型を着る。

「何とか銃は持てると思うわ…」

「その傷です、休んだ方が…」

進藤が言うが。

「小川小隊長や小暮副隊長が重傷で戦線を離脱した今、一人でも多くの隊員が必要なの。この程度で休んでられないわ」

豊田は毅然と言い放った。

そんな彼女に。

「豊田さんが手を汚す必要はないッス」

進藤は逆に言い返す。

「汚れ仕事は全部俺がやる…世界統一政府軍も、戦術自衛隊を裏切った奴も、俺が全部殺します…」

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