Task Force-特別任務部隊-
「進藤君!貴方ねぇっ!」

我慢がならない。

とうとう声を荒げた豊田を。

「!!!!」

進藤は抱き締めた。

遮二無二抱き締めた。

有無を言わさず抱き締めた。

「豊田さん…貴女が好きだから…貴女にだけは死んで欲しくないから…俺は人殺しに成り下がっても、貴女を守ります…世界統一政府軍からも、ブルトザオガーからも、戦術自衛隊の裏切り者達からも、谷口からも」

「……っ」

されるがままに抱き締められる豊田。

そんな彼女を、進藤はゆっくりと放す。

< 638 / 840 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop