Task Force-特別任務部隊-
その時だった。

「!」

突然、トライデントに無線が入る。

この周波数はアメリカ軍のものではない。

「…何者だ?」

無線に応答するトライデントに対し。

『お久し振りなの、トライデント大尉…そして急いで退避してほしいの』

女の声で無線は告げた。

『アメリカ本土のR家が砲撃を受けたの…チーム4は全滅…次は貴方達が狙われているの』

「……!」

無線の真偽は分からない。

しかし、数々の戦場を潜り抜けてきたトライデントの兵士としての勘。

その勘が、最大級で警報を鳴らす。

「全員退避!この場から離れるんだ!早く!」

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