Task Force-特別任務部隊-
まぁともかく、救出対象が無事で何よりだ。

ガイストは二人を連れ、収容施設からの脱出を図る。

が、その前に。

「こちらガイスト、コートニー聞こえるか?」

『ええ、聞こえるの…何?ガイスト…』

抑揚のない声で、コートニーが無線に出る。

「救出対象二名と接触、二人とも無事だ」

『そう…それはよかったの…』

「で、確かタスクフォースが彼女達の救出の為に、こちらに向かっているんだったな。無駄足を踏まなくていいように、連中にも教えてやってくれ」

『ガイストは親切なの…』

コートニーの言葉に。

「知らないまま収容施設に突入されて、敵と勘違いされて射殺されたんじゃ堪ったもんじゃないからな」

ガイストは不敵に笑った。

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