Task Force-特別任務部隊-
マクナイト分隊は、日本に留まる事を許された。

後にSEALチーム8も合流、日本国内に上陸している世界統一政府軍への反攻作戦に参加してくれるという。

「…お前達、よかったのか」

HQとの交信後、マクナイトは部下達の顔を見る。

マクナイト分隊四人が残った所で、戦局が大きく変わるものでもない。

たった四人でどうにかできるほど、敵勢力は小さくないのだ。

それでも。

「小川小隊の戦力だって、もう三浦と麗華だけです。どうして見捨てて撤退できますか」

マットがフリッツヘルメットを深く被る。

「ここで恩売っとけば、三浦がそのうち飯でも奢ってくれるでしょ。俺、ギンザでスシ食ってみたかったんですよ」

グライムズが笑った。

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