Task Force-特別任務部隊-
一頻りまくし立てた後、落ち着いたように当主はまた座る。

『とはいえ、62億も間引くとなれば、それはそれで大仕事だ。チマチマやっていたらそれだけで時間と資源の無駄遣いとなる。手際よく行こうじゃないか』

両手を広げ、肩を竦め、当主は笑った。

『もう一度…前言通り、私はアメリカ合衆国へと侵攻する。全軍を挙げての総攻撃を敢行する。150万の部隊が壊滅させられた?それが何だね』

普通ならば、諦める。

自身の最大規模の部隊が敗北したのならば、普通は負けを認める。

だが。

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