Task Force-特別任務部隊-

上陸部隊の第一波はナチス親衛隊の抵抗により海岸へ釘付けとなり、死傷者が続出。

そこへ第二波以降の部隊が次々に詰め掛け、海岸線はパニックに陥った。

その光景はさながら、地獄絵図そのものであった。

多大の犠牲を払いながらも、アメリカ軍は午後1時頃には防衛戦を突破。

夕刻までには1.5キロメートルほど内陸へ進出した。

2500名とも、4000名とも言われる、多数の死傷者が出たが、それにもかかわらず生存者達は再編成され内陸に進撃した。

死傷率が一番高かったので『ブラッディ（血塗れの）ビーチ』と呼ばれている。

ある岬の世界統一政府軍コンクリート要塞はマット達第75レンジャー連隊の攻撃目標であった。

彼らの任務は敵の砲火の下ロープと梯子を用いて高さ約30メートルの崖を登り、上陸地点を射程とした要塞内の砲を破壊する事であった。

マット達は到達に成功し、前日の爆撃中に移動された砲は見つかり破壊された。

上陸部隊の死傷者の割合はほぼ50パーセントだった。