Task Force-特別任務部隊-

コートニーはこの作戦において、世界統一政府軍の厳重な警戒下にある草原を、匍匐前進を繰り返しながら進んだ。

気の遠くなるような作業だ。

全身は泥まみれになり、任務の間は小さな水筒の水のみを口にし、匍匐前進の繰り返しと虫刺されで全身傷だらけになった。

合計1キロ以上の距離をそうやって移動し。

「……」

コートニーは敵のキャンプと思われる場所を発見する。

なだらかな丘を下った所にある、丘陵地帯によって死角になる場所だ。