Task Force-特別任務部隊-
高い戦闘力と統率力で知られるシュッツスタッフェルを、たった一人で相手どるガイスト。

親衛隊は尚もガイストを押さえようとするが。

「下がれ」

一人の男の声で、シュッツスタッフェルは軍靴の音を立てて素早く整列する。

…ゆっくりと、黒服の男が歩いてくる。

襟章から判断するに、親衛隊中佐か。

「その黒いバンダナ…」

鋭い眼で、中佐はガイストを見る。

「貴様が伝説の幽霊、ゴーストか?」

「外れだ。俺はフリッケン・ガイスト…亡霊の方だ」

ガイストは答えた。

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