Task Force-特別任務部隊-
刺突の構えをとり、ジリジリと距離を詰める中佐。

ガイストもまた、M16カスタムを捨てて素手で構える。

「へあっ!」

突きかかる中佐!

切っ先が消えたと見紛うほどのスピード、次の瞬間。

「くっ!」

短剣がガイストの頬を掠めていった。

「ほぅ、よく躱したな。目玉を抉ってやるつもりだったのだが」

中佐が笑う。

「アメリカ人はその青い目が嫌いだ。ドイツ人が最も純粋なアーリア人の血を引く民族である。総統閣下の親衛隊である我々シュッツスタッフェルこそ、最も権威ある民族である」

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