Task Force-特別任務部隊-
事実、一時間の猶予を与えても、ブルトザオガーもシュッツスタッフェルもアインザッツグルッペンも。

誰一人として投降はして来なかった。

弾薬の一発までも尽き、銃剣が折れても尚、タスクフォースやアメリカ軍に対して激しい抵抗を続けた。

終いには素手で襲い掛かり、ガスマスクを外して噛みついてまで抵抗した。

既に戦争ですらない。

獣が襲いかかるも同然。

この光景を見て、当主は愉悦にほくそ笑んでいるのか。

血みどろの闘争だと、手を叩いて喜んでいるのか。

マットが、トライデントが、ジェフが、グライムズが。

激しい抵抗に傷ついていく。

若い娘であるコートニーまでもが、受けなくてもいい傷を負っていく。

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