Task Force-特別任務部隊-
石油プラットフォームの階段を、クリアリングしつつ上がっていく三浦と麗華。

「一瞬も気を抜くな」

分隊長の三浦の言葉に、麗華が頷く。

上層に進むと。

「いたぞ、手摺りのそばだ」

ポイントマンとして先頭を進む三浦が、テロリストの姿を発見する。

「麗華、頼む。サプレッサー(消音器)を忘れるな」

三浦の指示で、M24を構えた麗華が、物陰からテロリストを狙撃!

足を撃たれて転倒したテロリストに素早く近づいた三浦が、M4カービンのストックで後頭部を殴って失神させる。

「クリア」

区画に他のテロリストがいない事を確認し、三浦達は先へと進む。

『付近に人質がいる。誤射に注意しろ』

HQからの指示。

それに応答した後、二人は鉄扉の前へ。

施錠された扉を吹き飛ばす為の小規模な爆薬をセットし、爆発で扉が破壊されると同時に。

「Go!」

三浦と麗華は室内に突入する!

飛び散る扉の破片、銃を構えて敵襲を告げるテロリスト達。

そんな喧騒と混乱の中、三浦は的確に人質を避け、テロリストだけを撃つ!

致命傷は負わせない。

腕や肩だけを撃ち、銃を撃てなくさせて無力化する。

椅子に拘束され、身動きできない作業員達には弾丸すら掠めさせない。

見事な射撃の腕前だった。

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