俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
英志は、長嶋を連れて、大会議室に向かった。

そして、勢いよくドアを開ける。

会議室に現れた英志を見て、そこにいた重役たちの顔色が変わった。


「仕事中だと言うのに、ここにいる重役たちは、

仕事をサボっているのか?」

その言葉にざわつく重役たち。


「一体何の用だ?午後から大事な仕事が入っているんだが?」

社長の言葉にイラつきながら、1人の重役が声をあげた。


「社長」

「なんだ、藤嶋副社長」

藤嶋副社長は、英志の父親の代から副社長の椅子に座っている。

歳は50歳。英志よりはるかに年上だ。

「…社長、ここに来た理由は知っているんですよね?」


「それなりにな、…だが、藤嶋副社長の口から、

ちゃんとした言葉を聞きたいんだが?」

そう言った英志の表情は、仕事用に澄ました笑顔。

藤嶋は腹が立って仕方がなかった。


「それでは言わせていただきます。

社長、貴方は、今まで自分勝手にふるまってき過ぎた」


「・・・だから?」
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