俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
会議は終わり、英志と長嶋は社長室に戻った。
英志は、大きな安堵の溜息をつき、デスクに座った。
「社長、お見事でした…
藤嶋副社長や、榊部長の横領までは探れず、
大したお助けも出来ませんでした…」
そう言って長嶋は頭を下げた。
「長嶋、礼を言うのは俺の方だ」
「・・・え??」
驚きの眼差しで、英志を見つめる長嶋。
そんな英志は、苦笑いした。
「重役たちを説得して回ってたんだろ?」
「・・・はい」
「それをしてくれてたおかげで、今回の書類の件も、
素直に受け入れてくれたんだよ、あの石頭たちが」
「・・・そうなんでしょうか?」
半信半疑で、長嶋は言う。
英志は深く頷いていた。
「すべて事実だが、重役たちが信じる確率など、
半々だったんだよ、だから、長嶋が裏で動いてくれてなかったら、
俺の言葉より、藤嶋の言葉を、皆信じただろう。
ありがとう、長嶋」
英志は、大きな安堵の溜息をつき、デスクに座った。
「社長、お見事でした…
藤嶋副社長や、榊部長の横領までは探れず、
大したお助けも出来ませんでした…」
そう言って長嶋は頭を下げた。
「長嶋、礼を言うのは俺の方だ」
「・・・え??」
驚きの眼差しで、英志を見つめる長嶋。
そんな英志は、苦笑いした。
「重役たちを説得して回ってたんだろ?」
「・・・はい」
「それをしてくれてたおかげで、今回の書類の件も、
素直に受け入れてくれたんだよ、あの石頭たちが」
「・・・そうなんでしょうか?」
半信半疑で、長嶋は言う。
英志は深く頷いていた。
「すべて事実だが、重役たちが信じる確率など、
半々だったんだよ、だから、長嶋が裏で動いてくれてなかったら、
俺の言葉より、藤嶋の言葉を、皆信じただろう。
ありがとう、長嶋」