俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
「この岡崎物産で働いていた事、知ってるよな?」

「・・・え??舞は、三篠コーポレーションに就職したと、

聞いていますが」


「「?!!」」

大高の言葉を聞き、英志も長嶋も驚きを隠せない。

それは当然の事だろう。

自分の娘が、同じ会社で働いている事を知らないなんて、

誰が想像できる。

…社長室は、静まり返ってしまった。


英志はこの先、どうやって話を進めればいいか、

困ってしまった。


そこで助け舟を出したのは、長嶋だった。

「大高専務」

「どうしたました、長嶋君」


「大高舞さんは、確かに、この岡崎物産の総合事務課働いていました」

そう言って、自分のデスクから、舞の履歴書と、

ここにいた証、社員証を大高に見せた。


流石の大高も、信じざるおえなかった。


「なぜ、舞は、嘘なんか」

「きっと、大高専務の力で、就職したくなかったのではありませんか?

舞さんは、何においても一生懸命で、課でもいい評判の子でした。

自分の力で、この会社に入りたかった。

お父様の力を借りることなく、自分の力で・・・」
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