俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
「舞ちゃんゴメン、今日は、

どうしても行かなきゃならない所があって、

後片付け頼んでもいいかな?」


門倉の言葉に、舞は快く承諾した。


今日も、お店は大繁盛。

二人で切り盛りするには、そろそろ限界があるのではと、

思い始めた舞。

今度、門倉に、バイトを増やしてはどうか、

提案してみようと思いながら、後片付けに励んだ。


…午後10時。

何とかすべての片づけを終えた舞は、最後の電気を消して、

店を出ると、ドアに鍵をかけた。


「これで良し・・・?!」

そう言って溜息をついた瞬間、誰かに手が、舞の肩に置かれた。

…もう10時を回っている。

周りの店もほとんどがクローズ状態。

灯りは街灯がほとんどで、人気もなかった。


…舞は恐怖に駆られながらも、恐る恐る振り返った。

「…岡崎、社長」

「あの電話はなんだったんだ?」

「・・・・」
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