俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
「会社は勝手に辞める。

・・・俺との約束は守らない」


「…約束」


「あの家に、帰ってくると約束しただろ」

「・・・」


「勝手に、こんな所で働いて、

俺の前から姿を消したくせに、あんな電話をよこして・・・

舞を諦めろ?・・・そんな事無理に決まってんだろ?

舞を抱いたあの日から、舞はもう、俺のモノなんだよ。

もう、俺の傍を離れるな・・・」



そう言った英志の声は、少し震えていた。

感情が一気に溢れ出して、止められないせいか。


そんな英志の姿を見て、舞は胸がキュンとなる。

それでも、英志の傍にはいられないと、

握られた手を払いのけようとした。


「何も怖がるな・・・

俺がいる…舞は、俺が守るから」


「私が傍にいると、社長が危険な目にさらされる。

だから、傍にはいられません」
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