俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
「舞」

「・・・なんですか?」


「舞にプレゼントがあるんだ、受け取ってくれるか?」

「…プレゼント?」

小首を傾げる舞に手に、封筒が置かれた。


舞は封筒を見つめ、その目は英志に移る。

すると、英志は微笑み、開けるよう促した。


「・・・これ」

舞は驚きを隠せなかった。

驚き、嬉しさ・・・。


舞が、封筒から取り出した物。

それは、婚約指輪と、婚姻届だった。

英志の欄はすでに埋められている。


「それ、貸して」

そう言って指輪を受け取った英志は、

指輪を、舞の左薬指にそっとはめた。

何時の間に、サイズを測っていたのか?

サイズはピッタリだった。


「舞は、すぐに、俺の前から姿を消してしまうから。

その前に約束をしておきたかった」


「英志さん」
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