俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
首を傾げる英志に、舞は苦笑いした。

「だって、どの服も全部似合っちゃうんから」

思っても見ない言葉に、英志は吹き出してしまった。


「なんて理由だよ」

「全部、買いたくなっちゃいます」


「舞の見立てた服なら、なんだって買うから」

「ダメです!ここは私が出しますからね?

私が服を選んで、英志さんにプレゼントするんですから」


「舞、」


「そんな顔したってダメです!

いつもいつも、英志さんがお金を出してるんですから。

これくらいは私に出させてください」


あまりに真剣に頼むので、折れたのは英志の方だった。


「わかった。それじゃあ頼むよ。

舞の隣を歩いてて、恥ずかしくないコーディネートで頼むよ」


「はい、わかりました」

そう言うと、舞は俄然やる気を出し、服選びを始めた。



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