俺様社長とスキャンダルキス～おまけ完～
しかし英志は眠っているようで。

その瞳は閉じられたまま、それでも、


舞のぬくもりを感じて、無意識に、舞を抱きしめていた。


舞はなんだか嬉しくて、英志の胸に、顔を摺り寄せた。

英志のぬくもりを感じながら、舞も、間もなくして夢の中へ。


そんな穏やかで幸せな幸せが数日続いたある日、

英志は、２時間ほど、仕事の合間に、時間を作った。


やっと、舞の両親と、正式に挨拶を交わす日。

それから更に数日後には、英志の両親とも会う約束をしていた。


結婚も、本格的に進み始めた事を知らせていた。


『午後１２時　駐車場で待ってる』


舞の携帯に、英志からのメールが届いた。

舞は、門倉に２時間の休憩も貰っていた。

そのメールを見た舞は、門倉とバイトの子に一声かけ、

cafeの駐車場に向かった。


「悪い、少し遅れた」

１２時を５分ほど過ぎて、英志が駐車場に現れた。

舞は笑顔で首を振る。

仕事で遅れたのが分かっているので、英志が悪いだなんて思わないから。
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