俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
「それじゃあ・・どこへ?」

そう言った舞だったが、進むにつれて、

見覚えのある道、いや、何度も通ったあの道を通っている事に

気が付いた。


「…着いた」

「…英志さん」

着いた場所は、英志のマンションだった。


「そんな顔するな・・・

いつもいつも、1人で悩むな舞。

何度も言ってるだろう?俺が舞を守るんだって。

あの男が、俺達を邪魔する事は2度とないだろう。

もう、何も不安に思う事はないのだから」


そう言って微笑む英志。

舞は涙ぐみ、英志の胸に飛び込んだ。

「心配かけてごめんなさい」

「何かあったら、必ず俺に相談する事。

舞はいつも1人で突っ走っちまうから」


「ごめんなさい・・・」

「…お帰り舞」

「・・・ただいま、英志さん」

優しく舞の頭を撫でながら言った英志。

舞は涙目で、微笑み、そう言いかえした。
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