俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
2人でイルミネーションを楽しみながら歩き、

レストランで食事をした。

車は会社に置いてきたとの事で、英志は舞と手を繋いで、

歩いて帰る事にした。


マンションからさほど遠くない場所で食事した事もあって。


「…悪い、電話だ」

「…誰です?」


「…会長から」

帰る途中、突然の電話。

しかも相手は会長。仕事の要件らしいが。


「…今夜は、クリスマスイブだって言うのに」

そう言ってぼやく英志。


「仕事なんだから、仕方ありませんよ、

家もすぐ近くですから、英志さんは行ってください」

そう言って微笑んで見せた舞。


「悪いな…そうだ舞、これ」

「…エ?なんですこれ?」

細長い箱をカバンから取り出した英志は、

開けるよう促した。

舞はそれに従い箱を開ける。
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