俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
「今の事情を知っているのか、副社長」

英志が問いかける。

副社長は真剣な表情で頷いた。


「実は、前々から進めていた事業があります。

大変申し訳ない事に、社長には、まだその事をお知らせしていませんでした。

会長は知っている事業です。取り引き相手も、海外に5社。

すべてにOKサインをもらっています。

どの会社も、大きなところばかりです。

こちらをご覧ください」


そう言って出した書類。

・・・英志は真剣にそれに目を通した。


「・・・どうですか?三井財閥の2倍、いや3倍以上の利益。

三井財閥にすべて打ち切られても、全く問題はない。

いかがですか、社長。後は、社長のハンコだけなのですが」



「…副社長」


「…なんですか?」


「貴方を、副社長にして本当に良かったよ」

「・・・それでは」


「この事業を進めてくれ。

何かあれば、オレも何時でも動けるようにしておくから」
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