俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
英志が今までしてきたことに、何一つ、

間違いはなかった。

非道と言われた時期もあった。

だがそれはいついかなる時も、会社の為、

社員達の為だった。

自分が悪者になってでも守るべきものを守ってきただけ。



それを知ったいる者すべてが。

英志の為に動いていた。

岡崎英志を守るべく、一人一人が一生懸命になって。


英志がサインした事業は、すぐに軌道に乗り出した。


そんなある日、三井会長が、岡崎物産に現れた。

「今日は、どう言ったご用件で?」

社長室、英志が三井会長に問いかけた。



「他でもありません…静香の事です」

「・・・・」


「何やら、取引を打ち切るとかなんとか言ったようですが」

「…打ち切りに来られたんですか?」


「まさか、そんな!岡崎会長には散々お世話になった身です。

誰がそんな事が出来ましょうか?

それに、岡崎が一番いい仕事をされる。

今後とも、三井との取引をお願いに参った次第です」


英志は目を丸くした。

静香の言った事はすべてハッタリだったことになる。
< 194 / 277 >

この作品をシェア

pagetop