俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
「静香は、昔から貴方に好意を寄せていた。

私自身も、それに気づいていながら、何の手段にも出なかった。

色恋沙汰に、親が入る事は無用だと思ったからです。

静香自身も諦めていたでしょう。そんな時に、

突然岡崎会長が私に縁談の話しを持って来たんです。

何か慌てているようで、お受けする代わりに、英志さん、

貴方の気持ちを確かめる事が条件で、この縁談を受け入れた。

もし、岡崎会長の独断の縁談なら、断るつもりで」



「…三井会長」


「案の定、英志さんの気持ちは、静かにはなかった。

だが、静香からそのことを聞いたわけじゃなく、

同行していた私の秘書から聞きました。

静香の口からは言えなかったんでしょうね。

それ程、貴方を愛してしまった、どんな手を使っても・・・」


「・・・・」


「しかし、今回の事は、静香が一方的に悪い。

親としてお恥ずかしい・・・社長や、貴方の思っている方を

傷つけた…本当に、すみませんでした」


「いえ・・・」


「娘にはきつくお灸をすえましたから」


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