俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
応接室には、裕次郎と美津子が二人きりになった。
「…美津子」
「…離婚届にはサインしてくださいました?」
「・・・・」
あれから、美津子は本当に離婚届を書き、
裕次郎に渡していたのだ。
裕次郎は受け取っていた離婚届を無造作にポケットから取り出した。
「…ぐちゃぐちゃじゃない」
美津子は眉をひそめた。
そう言った瞬間、裕次郎はその離婚届を、
びりびりに破り捨て、ゴミ箱の中へ。
当然美津子は目を見開き驚いていた。
「美津子と離婚する気はない」
「・・・何を言い出すの?…私との結婚事態、
あまり乗り気じゃなかったくせに・・・」
美津子はそっぽを向いたままそう言った。
「…確かに私は美幸さんが好きだった」
「・・・」
『美幸』とは、大高副社長の妻、舞の母の事を言っている。
美幸は舞のように、岡崎物産の一般事務をしていた。
その頃、専務をしていた忠行。裕次郎は社長と言う役職で、
ひょんなことがきっかけで、美幸と違う場所で知り合い、
忠行も、裕次郎も美幸に想いを寄せていた。
「…美津子」
「…離婚届にはサインしてくださいました?」
「・・・・」
あれから、美津子は本当に離婚届を書き、
裕次郎に渡していたのだ。
裕次郎は受け取っていた離婚届を無造作にポケットから取り出した。
「…ぐちゃぐちゃじゃない」
美津子は眉をひそめた。
そう言った瞬間、裕次郎はその離婚届を、
びりびりに破り捨て、ゴミ箱の中へ。
当然美津子は目を見開き驚いていた。
「美津子と離婚する気はない」
「・・・何を言い出すの?…私との結婚事態、
あまり乗り気じゃなかったくせに・・・」
美津子はそっぽを向いたままそう言った。
「…確かに私は美幸さんが好きだった」
「・・・」
『美幸』とは、大高副社長の妻、舞の母の事を言っている。
美幸は舞のように、岡崎物産の一般事務をしていた。
その頃、専務をしていた忠行。裕次郎は社長と言う役職で、
ひょんなことがきっかけで、美幸と違う場所で知り合い、
忠行も、裕次郎も美幸に想いを寄せていた。