俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
「舞、すまない」

英志のマンション。舞と英志は、手を取り合い、

話しをしていた。

舞は微笑み首を振る。


「何で謝るんですか?

英志さんは、何も悪くない、実際、キスをしたわけじゃない。

それなら、私はただこの騒動が治まるまで、静かに待ちます。

英志さんは、大企業の社長だから、こう言ったでっち上げのスキャンダル

これからも、ずっと続くような気がするんです。

だから、これくらいで、めげたりしない・・・・

私達、もうすぐ夫婦になるんですよね?」


「あぁ、そうだよ。もうすぐ俺達は夫婦になる」



「結婚の事は倉田さんにも言ってありましたから、

この雑誌を見て、驚いてましたけど・・・」

そう言って舞は笑っていた。


…舞なら大丈夫だ。

こうやって笑ってくれる舞を、英志は心底惚れ直した。

「ありがとう、舞。

結婚式の打ち合わせには必ず行くから」


・・・そして、舞と英志は、結婚式当日まで、

離れ離れになる事になった。
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