俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
…しかし、それが逆に良くなかったのか。

結婚まじかのスキャンダルで、結婚がダメになった?!


などと、好き放題書かれた。

会社を出る時も、報道陣に囲まれ、英志は時の人に。

…せっかく離れた舞の居場所を突き止めた報道関係者が、

連日、仕事場に、ホテルに舞を追いかけ回していた。



…トントン。

そんなある日。舞のホテルの部屋に、長嶋が様子を見にやってきた。


今日は、結婚式の打ち合わせもあったから、迎えに来た事もあるが。


「…舞さん、お加減が悪いんですか?」

「・・・いえ、大丈夫です。」

そう言って微笑んだ舞だったが、その場に座り込んでしまった。


「舞さん!・・・・凄い熱じゃありませんか」

「…大丈夫です。…打ち合わせに行かなきゃ・・・。

英志さんが心配するから」


「こんな状態で、無理に決まってるじゃないですか?!

社長には連絡入れますから「待って」

「・・・・」


「この事は言わないでください、急用が出来たから、

日にちを変更してほしいとだけ、伝えておいてください」

< 208 / 277 >

この作品をシェア

pagetop