俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
「ありがとうございます」

それでもそう言って舞は一生懸命笑顔を作った。

・・・そんな舞の目の前までやってきた長嶋は、

一言言った。



「…貴女を、心から愛しています」

「?!?」

・・・その瞬間、舞は、長嶋にきつくきつく抱きしめられた。

舞は、抵抗を試みるも、長嶋の腕から逃れる事が出来ない。



「このまま、貴女を連れて、ここから逃げ出せればいいのに」

「長、嶋、さん」

なんだか怖くなってきた舞は、心の中で、

何度も英志の名を呼んだ。


・・・声をあげてしまえば、式が台無しになってしまうのが分かっている舞は、

叫ぶことが出来ないからだ。



「…どうして、貴女は社長のモノなんでしょうか」

「・・・・」



「もっと、早く、貴女に会えたら良かったのに」

「…ゃ・・・」

怖がる舞に、長嶋は口づけようとした。

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