俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
舞は、英志に対して罪悪感で一杯だった。
不意をつかれたキスでも、どうにか防げなかったのか。
少しでも、長嶋に心が揺れた自分、こうやって本当は
英志と結婚式を挙げる権利もないのではないかと…

「長嶋さん…」

長嶋に近づいた舞。

そんな2人を見た英志は、胸が苦しかった。

「舞さん、英志さんにこれを…」
「これは…」
長嶋は舞に何かを握らせる、英志に近づいた。

「舞さんは、何も悪くありません。私が一方的に舞さんの唇を奪った」

その言葉を聞いた英志は、頭にきて、長嶋を殴っていた。

長嶋はその場に倒れた。
舞は驚いて、長嶋に駆け寄る。

「なんでそんなウ…⁈」
そこで、長嶋は舞の言葉を遮った。
皆まで言うな、そんな顔をしていた。

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