俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
「さっき言った事、忘れるな・・・。

今夜8時、○○ホテルのレストランで待ってるから」


「・・・わかりました」

急に態度が変わった二人。

…何か面白い事があるのかと、犯人は思ったに違いない。


舞は仕事場に行っても、いつもと違って上の空。

…無事に、事が終わってくれることを、ただただ祈るばかりだった。


一方、

英志は、いつもと変わらず、仕事をこなしている。

長嶋がいなくなった今は、会長の第2秘書が代理を請け負っているが、

しっかりとした秘書を探さなければならなかったが。



「社長」

「どうした、三神」

「社長は、私が居なくても、十分いい仕事をなさいますね」

秘書代理の三神が言った。

英志はフッと笑って答えた。


「大体の仕事はこなせても、スケジュールの調整や

急な変更は俺一人じゃ手が回らない。

三神が必要だ…だが、何時までも会長の世話になってはいられない。

早く次を見つけるから・・・それまで宜しく頼むよ」


「はい、こちらこそ、宜しくお願いします」
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