俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
9.俺様社長と24時間共に・・・
静香が二人を追わなくなって数か月が経った。
…舞と英志は、何事もなく、穏やかな日々を送っていた。
「舞ちゃん、この住所にあるビルの最上階に、
この花束を届けてね」
それはそれは大きなカスミソウとバラの花束。
送る相手の名前は記されていない。
「・・・あの、この花束は一体誰に?」
舞は首を傾げ、問いかける。
「行けばわかるらしいから、それまで言わないでほしいって
言われてるから」
そう言って、舞から逃げるように、店の奥に入ってしまった。
「…分かるって言われてもな」
舞は不安を抱きつつ、指定された住所の元を訪ねた。
「…ここは」
ビルの入り口に、でかでかと、社名が記されていた。
『長嶋コーポレーション』
今は、社長が代替わりし、かつて英志の秘書を務めていた長嶋が、
この会社の社長をしている。
…最上階と言えば、きっと社長室があるに違いなかった。
…舞と英志は、何事もなく、穏やかな日々を送っていた。
「舞ちゃん、この住所にあるビルの最上階に、
この花束を届けてね」
それはそれは大きなカスミソウとバラの花束。
送る相手の名前は記されていない。
「・・・あの、この花束は一体誰に?」
舞は首を傾げ、問いかける。
「行けばわかるらしいから、それまで言わないでほしいって
言われてるから」
そう言って、舞から逃げるように、店の奥に入ってしまった。
「…分かるって言われてもな」
舞は不安を抱きつつ、指定された住所の元を訪ねた。
「…ここは」
ビルの入り口に、でかでかと、社名が記されていた。
『長嶋コーポレーション』
今は、社長が代替わりし、かつて英志の秘書を務めていた長嶋が、
この会社の社長をしている。
…最上階と言えば、きっと社長室があるに違いなかった。