俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
そんな英志を見て、舞は可愛いと思ってしまって、

クスクスと笑った。


「何が可笑しい」

恥ずかしさを隠すように、ぶっきらぼうに言った英志。


「いいえ、なんでもありません・・・

またいつか、機会があったら、お食事にでも誘ってください」


「・・・あぁ」


・・・その日が訪れないような気がした舞は、

軽い気持ちで英志にそう言った。


…だが、反対に英志は、本気でその言葉を受け取り、

また舞にこうやって会える日が来るのだと思うと、

とても幸せな気持ちに包まれていた。


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