俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
その顔が、あまりに子供っぽい可愛い笑顔だったので、

舞もつられて笑顔になっていた。


「で?舞はピザ、食べるか?」

「…はい、食べます」

舞の返事を聞き、英志はすぐに携帯から、

ピザ屋に電話をしていた。


・・・そして間もなくして、英志のマンションに着いた。

舞は、英志のマンションを見上げ、口を開けていた。


「・・・どうした?」

「流石って言うくらい、高級マンションだなって」

そう言って苦笑いする舞。

英志は、また可笑しくて笑っていた。


「さっきから、けなしたり褒めたり、忙しい奴だな」

「け、けなしてなんかいません」

慌ててそう言った舞を見て、英志は笑いっぱなしだった。


・・・英志の部屋は、最上階の都内の夜景を見渡せる

とても広い部屋。

舞は、落ち着かなくて、辺りをキョロキョロしていた。


「…あそこに座って寛いでろ」

「え・・・はい」
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