俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
「…笑って悪かった。ほら、機嫌直して、

食べるぞ」

そう言って手招きする英志。

舞は、シャツの裾をつまみながら、席まで来ると、

静かに腰を下ろした。


ピザを食べながら、英志は今後の事について話しはじめた。


「何時までこうやって二人でいるかは分からない。

でも一緒にいる以上、我慢も遠慮も禁止だ。

ここにいる時は、社長、部下と言う関係は一切ない。

言いたい事があれば何でも言う事・・・

それから、この部屋の中の物は、何でも好きなだけ使っていい。

最後に…」


「・・・・」

まだあるのか。そう思い、次は何を言い出すのかと、

ドキドキしてしまう舞。



「この部屋の中で、社長って言ったら、バツとしてキス」

「きっ?!」

「オレの名前は社長じゃない、英志だ、分かったな?

ほら練習」


「…ぇ、英志・・・・さん」
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