俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
英志はもう着替えていて、コーヒーを飲みながら、

新聞に目を通していた。


「…あの、キッチンをお借りしても?」

「あぁ、かまわない・・・でもな」

「・・・?」

困ったような顔をして、英志はキッチンの中へ。

舞もその後に続き、キッチンに入った。


そして英志は、冷蔵庫を開ける。

「…何もない、ですね」

舞はちょっと驚いた。

冷蔵庫に中には、ミネラルウォーターと、お酒、

それからちょっとしたおつまみくらいしか入っていなかったのだ。


「…英志、さん。普段のご飯はどうしてるんですか?」

疑問に思ったことを聞く舞。


「朝はコーヒーしか飲まない…昼食と、夕食はすべて外で済ませてる」

「…不健康ですね」

「・・・・」

「きっと好きなものしか食べない派なんじゃ?」

舞の言葉はズバリ的中していて、英志は困ったように笑った。


「買い物ついでに、モーニングにでも行こうか」

英志はバツ悪そうに、そう呟くと、身支度を始めた。
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