俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
その日から6日間。

英志は一生懸命仕事をこなした。

その間も、いつも舞の事が、頭から離れなかった。

泣いた顔・・・

驚いた顔・・・

笑った顔・・・

ふとした瞬間に舞の顔が浮かんだ。


その度に、スマホを取り出し舞に連絡を取ろうとした。

でもそれは出来なかった。

彼女を縛る事などできない。

連絡を取れば、彼女は行く場所に迷うだろう。

自分の為に苦しんでほしくない。


夜。

仕事を終わらせ、部屋に戻った英志は、

スマホを取り出した。

そしてまた連絡を取ろうか悩んでいた。


・・・?!

スマホの画面に、留守電のマークがある事に気付いた。

…また、仕事関係だろう。

英志は溜息をつきながら、それを聞いた。












『仕事頑張ってますか?

急に連絡してごめんなさい・・・やっぱり仕事中でしたよね。

あの、差し出がましいんですけど・・・

家に帰ってくるとき、メールでもいいので連絡ください。

飛びっきりのハンバーグ作って待ってますから』
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