俺様社長とスキャンダルキス～おまけ完～

「ちょっとお手伝い、してもらっても？」

「…ぇ、俺が？」

まさか手伝いを頼まれると思っていなかった英志は、

ちょっと驚いた顔をした。


「包丁は使いませんよ」

その言葉にホッとする英志。

それを見てクスクスと笑いながら、舞は言った。


「このサラダをそのお皿に盛ってください。

上の端の方に、…そうそう、いい感じです」

それから切ったトマトを英志に渡した舞は、サラダの横に置くように指示する。


最後に、メインのハンバーグを乗せたら完成。

「美味そうだな」

そう言って皿を見つめる英志。


「早く食べましょう、お腹空きましたよね」

「あぁ・・・これは俺が運ぶ」

そう言ってそれを二人分テーブルに運ぶ英志。

舞はご飯をよそい、スープを入れると、お盆に乗せて運んだ。


「「いいただきます」」

２人で手を合わせ挨拶をしていざ食事に。

英志は何度も上手いと言うので、舞は恥ずかしくなってきて、


「お仕事はどうでしたか？」

そう言って離しを逸らした。