俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
感情が高ぶった英志は、そのまま、

舞を壁に押し付け、何度も何度もキスをした。

ついばむようなキスから、だんだんと深くなり、

二人の呼吸は荒くなっていく。


それでもそのキスは止まる事を知らないように、

何度も何度も角度を変えて、

互いの想いを確かめ合うようにキスをし続けた。


・・・そしてやっと離れて唇。

英志は、舞が逃げないように、両腕で舞を抱きしめたまま、

舞のおでこに自分のおでこをあてた。


「…舞」

「…英志、さん」


「なぜ、俺から離れた?」

「・・・・」


「なぜかと聞いてるんだ」

「…英志さんは、会社の社長だから・・・。

社長と平社員の恋愛なんて、成立しない・・・。

周りは絶対認めない、そう思ったから・・・。

本気で好きになる前に、英志さんから離れたかった」



「社長とか、平社員だとか、

恋愛にそんなこと関係ないだろ?」
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