みんな仲良いよね、そうゆーこと。
「はぁ…じゃあどうする?どうしたいの?あんたの個性は?輝く未来は?」
「…フツーでも輝く未来はあるんだよなぁ。つーかおまえは?おまえはいらねーのかよ」
「あぁ、あたしはもちろん個性に溢れてるから。逆に口癖なんてついたら他のキャラ食っちゃうよ」
「一応自分がフツーじゃない意識はあんだな。つーか他のキャラって」
「あーあ、なんかもうお手上げだよ。だからこれ、最後の希望に~だっちゃを提案しよう。これぞ伝説の最強に可愛くて個性溢れる、それでいてみんなに浸透してる分自然に使いやすい口癖!」
「最後だけ違う、絶対違う!」
「そう?まぁ実は他の人にも提案しちゃってるからカブらないように隠してたんだけどねー」
「だとしてもカブる事もないだろうけどな」
「おーいみんな席に着けー。授業を始めるぞー」
「あ、せんせー来た」
「…なんかこっち見てるぞ」
「はいっ、今日の授業はバリバリテスト範囲だっちゃ☆」
「……」
「あーやっぱり。残念だけどだっちゃは使えないね、向こうは☆までつけて完全にモノにしてる」
「水森くん今日もよろしくだっちゃ☆」
「……」
「ほら、答えてやんなよ。あんなに個性だだ流しなんだから。ツッコンでやんなよ」
「だっちゃ☆」
「……」
「ほら水森」
「……」
藤野さんからフツーな君へのエール
そうか。だから俺の事見てたのか。