佐々倉のカノジョ。
「……?いいけど」
思いっきり素で答える俺。
にこ、と笑うと俺の向かい側に腰を下ろす。
なにしてんのコイツ?
さっきの制服姿とは変わって、なんか、ふわふわした格好して、髪はおろしている。
正直、めちゃくちゃ可愛い。
「どれにしようかなー」
いやいや、無邪気すぎだろ。
なんだコイツ。
「嵐くんは頼まないの?」
「え、いや、お前なにしてんの」
「?ご飯…、食べる?」
あ、コイツ、アホだ。
「ふはっ……」
おもしれぇやつ。
「え?ごめんね、迷惑だった?」
「ちがう、くくっ……」
久し振りに笑ったかも。