透明シャウト



「でも、なんで朝は夕のことを嫌っていたのかしら。」

「嫌ってなんかいなかったのですよ。」

「あら。久しぶりね、日向。」

「久しぶり、夕陽。」

日向は朝の顔にそっくりだった。
それも、そのはず。

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